パニック・不安・うつ的相談

多くのお客様と漢方相談しておりますと、背景に心の状態が影響していることがかなりあります。

一時的に調子は良くなったとしても、家族関係がうまくいっていない、職場に嫌な上司がいるなど根本的なストレスが解決しないとしんどい日常からはなかなか解放されません。

そこで当店では漢方の知恵を取り入れながら、その方に合った方法を考えながらカウンセリングを行ってまいります。

特に女性の方は月経があるのでストレスが体の状態に影響しやすいですが、基本的に血液の力と胃腸の働きなどを中心に整えていくことを考えております。

「漢方で今の悩みが楽になるのか?」という質問がありそうですが、漢方の知恵の中に「肝は疏泄を主る(つかさどる)」という言葉があり、肝(現代医学の肝臓とは少し考え方が違います)は気の流れをコントロールしているという意味で、ストレスがたまると気の流れが滞るという事になります。その他「心は神明(しんみょう)を主る」という言葉があり、心(現代医学の心臓とは少し考え方が違います)の気血が不足すると精神不安になりやすかったり、悪夢にうなされたり、脾(胃腸全体の事)が弱い方は考えこみやすくなる傾向にあります。

最近は腸内フローラと脳の関係が言われておりますが、胃腸が弱い方(脾虚体質)や冷えやすい方(陽虚体質)はメンタル的に弱い傾向にあると思われます。

病は気から」といいますが、その「」のバランスが崩れ、うまく引き出せないため、やる気が起きない、不安になるなどしんどい症状がでると考えられます。

その気の流れと関係のある臓腑のバランスを取ることで体調を整え、ストレス症状を楽にしながら、「インナーチャイルド」(幼少期に受けた心の傷がクリアーされてない状態)や「不安になりやすい心の癖」「トラウマ」などが楽になるように、改善出来たらと考えております。

そしてその方が笑顔で生活できるようになられたら嬉しいですね

(症状が重い方などは、心療内科、精神科など必ず専門の医師に相談して下さい。)

パニック症状について

最近になって知られるようになってきたパニック障害ですが、程度の差こそあれ日本には480万人(100人に1人)が罹っていると言われ、その数はうつ病より多く、主に女性の方が多いと言われています。

私自身(柳父研一)も体験した病なのでつらさや苦しさはよくわかります。

症状としては、突然体が震える過緊張、呼吸が苦しくなる(空気が吸えてないような恐怖感)、この世に自分が存在してないような遠くなる感じ、過呼吸などで

例えて表現しますと水の中で溺れているように、空気に溺れているような感じで「居ても立っても居られない」感覚がおそいます。

なぜパニックになるのか?

元気な方からはなかなか理解してもらえない症状ですが、絶叫マシンが苦手な方がジェットコースターに無理やり乗せられると想像してみて下さい。

きっと「やめて~降ろして~」と発狂される方もいらっしゃると思いますが、その時の緊張状態が何でもない安全な場所でもおそってくる感じです。

また、その発作を繰り返すのではないかと不安になる「予期不安」や、公共の場所や乗り物に乗れないなどの「広場恐怖症」(広いところがダメという意味ではなく知らない場所や自分が安全でないと感じる場所に行くのが怖い)という症状が出る方もいいらっしゃいます。

その結果、出かけることもできなくなったり、人に会うのがつらくなるなどうつ的な症状にもなりやすくなってしまいます。

では、いったい体や脳の中で何が起こっているのでしょうか?

まだまだパニックは全容が解明されていない病ですが、一般的な仮説として、脳にある偏桃体が活性化すると古い脳にある青斑核と言われている人の危険を察知する部分が、神経伝達物質であるノルアドレナリンを分泌して大脳辺縁系に伝わり、恐怖や不安を感じるという仕組みです。

また、トラウマをおった人を例にすると、扁桃体が活性化している時に、それを制御する脳の帯状回の前の方があまり機能していない状態になっている。

 つまり扁桃体が活性化しているのに、帯状回が活性化していないと、恐怖反応が解除されないと考えられています。

そこで少しでも症状を楽にして、せめて人並みに生活できる状態になれるようになられればと思いますが、良くなっていく順番としては

  1. 症状をコントロールする技術
  2. 自信が育つ
  3. 安心感が持てる
  4. 遺伝子をオンにする生き方
    (笑ったり、愛情を感じたり、達成感を得るなど)
  5. 行動(広場恐怖症、予期不安の克服)
  6. パニック障害の克服
    パニック症状は一気に治るのではなく、波を繰り返しながら徐々に改善していくイメージでいて下さい。

そのためにはます内臓の機能や自律神経のバランスをとるなど、その人に合った漢方や栄養素で体を少しずつ元気にしていくことが大切ですが、心のケアーもできる限りサポートしてまいります。

なってしまうと本当に苦しい病ですが、改善した例はいくらでもありますので、あせらず少しずつ自信を持ちながら、希望に向かっていきましょう。 そして苦しかったのが「うそだった」みたいに充実した人生を送られる事を応援いたしますのでお悩みの方は是非ご相談下さい。

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パニック症状が改善された方の体験談

東広島市在住の40代の既婚(3才の娘さん一人)の女性の方の症例です。

半年前くらいからパニック症状になりはじめ、年末に相談に来られました。

症状としては日常強い不安感、心臓が強く鼓動をうち、吐き気、めまい、呼吸が苦しくなり、特に空腹時に症状が出られるようでした。また日常生活の中でもお腹が張ったり下痢になったり、運転の時渋滞したりすると発作が出るようで、電車や新幹線など公共の乗り物に乗る事もできなくなった状態でした。

遠くから来店された事と、初めての場所(店内)に来られたこともあり、着いていきなり症状が出られました。

顔色も悪く呼吸も落ち着かない状態でしたので、気の流れを良くする漢方薬とを服用され徐々に落ち着かれました。

パニックになられた原因としては、幼少の頃お父さんが厳しかったことや、今後自分で経営している仕事がやっていけるかどうかの不安も強かったようです。

最初にパニック症状がおこるメカニズムを伝え、その後良くなっていくプランを伝えました。心療内科の薬も服用されていましたが、徐々に減らしたいという希望もあり、まずは身体を元気にして一歩一歩階段を上るイメージでしんどいこともひとつひとつ焦らず解決していくように伝え、血虚体質(血が不足傾向)もあったため、補血を行う漢方と寝る前に気を楽にする漢方、脳のバランスを整える栄養素などを服用されました。

2~3日経った頃から物事にやる気がおきはじめ、眠りもよくなったそうです。

運転中渋滞になるとパニック発作が出るのが心配でしたが3か月目には克服できたそうです。また、相談して1年後には多少不安だったようですが、苦手な飛行機にも乗ることができ東京を往復されたそうです。

今では、全く症状が出る気配もなく自営の仕事も充実されているようです。

一般的にパニック症状は脳の誤作動でおこると言われており、はっきりとしたことは解明されていませんが、体を元気にしていく事と、「仕事で充実したい」という目標をもっておられたので改善されたものと思います。

(※症状が重い方などは、心療内科、精神科など必ず専門の医師に相談して下さい)

ご相談の流れ

相談料として40分2000円をいただきます。ただし、漢方薬など5000円以上購入された方は無料とさせていただきます。

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店舗及び駐車場は、上下町歴史文化資料館の向かい側にございます。

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(2回目以降の方には、体調、症状の変化、手応えなどをお伺いいたします。)

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ご相談

じっくりとお話をお聞きし、カウンセリングをしながら体質(寒熱・虚実など)、症状、血流系の情報などから総合的に分析して、説明いたします。

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お客様の症状に合った漢方や栄養素などを決め、それにかかる費用や生活養生などを提案します。

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「来て、良かった」と感じていただけるように、心地良いカウンセリングを心がけておりますので、安心してご来店下さい。

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